横浜の街が熱狂した優勝パレード。三浦監督（右）と南場オーナーが先頭となった。写真：萩原孝弘

☆日本一パレード開催 「皆さんおはようございます。本日は朝早くからお越しいただき、本当にありがとうございます。そしてこのパレードにあたり、数日前から準備をしてくれたスタッフの皆さま、本当にありがとうございます」 【画像】約30万人が大集結！26年ぶりの日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズが横浜市内中心部をパレード！ 　日本一パレードのスタート時、三浦大輔監督は横浜港をバックに秋晴れの空よりも晴れやかな表情で声を弾ませた。 　続けて「26年ぶり、本当にお待たせしました。選手たち、チームスタッフ、関係者、そしてファンの皆さまと一緒にひとつとなって掴んだ優勝、日本一だと思っております」との言葉は、監督就任時から一貫して変わらぬ“横浜一心”のスローガン通りの気持ちが満ちていた。 　おおよそ四半世紀ぶりの日本一に輝き、横浜の街を歓喜の渦に巻き込んだDeNAベイスターズ。その喜びをファンと分かち合うため、DeNAや横浜市などで構成されている『横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード 2024』実行委員会を結成。横浜の有名観光地のひとつである横浜ハンマーヘッドをスタート地点とし、横浜スタジアムへと続く日本大通りまでの約1.5kmの道のりをパレードする企画が急ピッチで進められた。 　ファンクラブ限定でパレード走路の一部を特別観覧エリアとして抽選販売すると、申込みは殺到。また『1998年の記憶を塗り替える、圧倒的歓喜の瞬間をファンと共に作りたい』との理念を掲げ、１千万円を目標にクラウドファンディングを行うと、わずか24時間で４倍以上の４千万を超える支援が集まった。 　予想を超える反響の中で迎えた当日。先頭を走る３台のオープンカーには三浦監督と南場智子オーナー、続いてキャプテンの牧秀悟と木村洋太球団社長、さらに選手会長の大貫晋一と山中竹春横浜市長が搭乗。その後はベイスターズブルーにラッピングされた３台のオープンバスに、ほぼ全選手とコーチが別れて乗り込み、大歓声とともにスタートした。 　約１時間半をかけてパレードを終え、横浜スタジアムへと到着。クロージングセレモニーでは三浦監督が「98年以来、26年ぶりにこの景色を見れて最高の気分です。パレードの最中、すごく沢山の方からありがとうと言っていただき、そして涙される方もいました。それを見て自分も本当に感動しました。皆さんと一緒に１年間戦ってきて、本当に良かったと思っております」と再び感謝の念を表し、ラストはV戦士たちが声を揃えて「I☆YOKOHAMA」をコールし、大団円で幕を閉じた。