韓国大統領権限代行「長官らは力を合わせなければ」…リーダーシップ論争1週間後にワンチームを強調
韓国の崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行が7日の国務会議で、「各国務委員は所管分野の権限代行という責任感を持って業務に尽力してくださるようお願いする。私も一緒に国政の早期安定と民生経済の回復のために渾身の力を尽くす」と述べた。 先週の国務会議で憲法裁判官任命をめぐり「独断的決定」と反発する一部の長官と衝突した崔代行は、この日「ともに」という言葉を使って国務委員間協力を数回強調した。8日から始まる部署の業務報告について、「主要懸案解決策会議として運営する。長官の全面的な権限と責任の下で、皆が力を合わせて今の危機を乗り越える契機にしなければならない」と話した。 同日の閣議は、崔代行のリーダーシップ論争に広がった先週とは雰囲気が変わった。崔代行の冒頭発言の後、非公開会議である出席者が「内閣が一丸となって団結しなければならない。疎通しなければならない」と話し、崔代行も「良いお言葉」と答えた。崔代行はこの1週間、一部の出席者に電話で「憲法裁判官の任命を事前に申し上げることができず、申し訳なかった」と伝えたという。 崔代行はこの日「国民と歴史の評価を恐れ、国のためにしっかりと判断し、責任を持って行動することだけが公職者としての道理」として政治懸案に対する不介入基調を維持した。 一方、大統領室は共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表と民主党法律委員会の関連者を虚偽告訴罪で告発した。3日、民主党が鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長らを内乱容疑で告発したことに対する対抗だ。