<高校野球>埼玉きょう準決勝、花咲徳栄―山村学園の見どころ 花咲徳栄の強力打線vs.山村学園のエース西川、接戦の予想 最速142キロ和久井ら花咲徳栄の投手陣、打率5割8分8厘の横田ら山村学園の打撃陣が鍵
第106回全国高校野球選手権埼玉大会は26日、県営大宮球場で準決勝が行われる。秋、春に続き、県内3連覇を視野に入れるAシード花咲徳栄と、5年ぶりの決勝進出を狙うBシード山村学園が激突。初の甲子園出場を目指すAシード昌平と2014年以来10年ぶりの夏の頂点へ勢いを増すBシード春日部共栄が対戦する。決勝進出を懸けた熱戦の行方を展望した。 父死去、58歳で倒れ…野球を教わった高3息子、試合の会話が最後 山村学園で仲間に「絶対に父を甲子園へ連れていけ」と言われ、天国へ活躍を見せようと決意 父の誕生日、大暴れで4強進出「どこかで見てくれている」 ■花咲徳栄―山村学園 花咲徳栄の強力打線と山村学園のエース西川との対決に注目だ。春季県大会準決勝で敗れはしたが山村学園が八回まで1点差ゲームを演じただけに、接戦が予想される。 花咲徳栄は毎試合2桁安打の厚みのある打線で迎え撃つ。打率5割の1番斎藤に、2番目黒、4番石塚、6番横山と4割超えの打者が並ぶだけではなく、24盗塁と足を絡めた攻撃が強み。最速142キロの右腕和久井、投球術にたける右腕岡山、エース上原らの好投で主導権を握れるかが鍵。 山村学園は、エースを打線が援護したい。打率5割8分8厘の2年横田、5割の吉田、9安打8打点の藤原に、準々決勝で4安打の田中ら今夏、振れている上位打線で好機を築き、ものにしたい。投げては12回15奪三振、自責点0の左腕中嶋らが控え、準備は万全だ。