高円寺「焼肉ここち」──特集:ハイもローも楽しみたい! 最旬グルメアドレス
都心の新たなランドマークなどでリュクスなレストランが幕を開ける一方、町場のカジュアルな店も続々と増えている。2023年にオープンしたての、東京の最新食アドレスを厳選。スペシャルな日と、何気ない日常と──どちらも満足すること間違いなし! 【写真を見る】焼肉ってこういうのでいい。
町場焼肉の現在形
昭和の残響が聞こえる高円寺「大一市場」内に誕生した「焼肉ここち」。代表を務める木村舜徹(きむら・しゅんてつ)が考える“自分が好きな焼肉”を具現化し、4月にオープンした店だ。肉はサシ張ってない、A4グレードの赤身を主体としたセレクト。正肉中心でタレがおすすめだ。部位に合わせて、満足度を意識したカッティングで提供する。米は新潟「新之助」を羽釜でガス火を使って炊く。 「水分はすくなめ。パラッとしてるごはんのほうが、カルビなどのタレ肉と絡めやすい」と木村が説く。焼台はロースターで、バキっと焼ける。カウンターもいいが、通路のテーブル席も風情があっていい。ここは、みんなが忘れていた焼肉の醍醐味が詰まっている。 ■焼肉ここち 住:東京都杉並区高円寺北3-22-8 大一市場内 TEL:03-5327-8629 営:火~金17:00~24:00(LO23:00)、土13:30~24:00(LO23:00)、日13:30~21:00(L.O20:00) 休:月
写真・山田晃 編集と文・岩田桂視(GQ)