「80年代風サスペンス」13日無料公開 道後で光る友近の推理「癖強く見応え」監督太鼓判(愛媛)
松山市出身のお笑いタレント友近が主演するユーチューブ配信ドラマ「道後ストリップ嬢連続殺人」が完成し13日午後9時から、昭和-平成初期のような映像を再現するチャンネル「フィルムエストTV」で無料公開する。愛媛の魅力と往年の2時間サスペンスらしさを詰め込んだ。西井紘輝監督に見どころを聞いた。 ストリップ劇場で踊り子が殺され、ライター役の友近が、カメラマン役のお笑いコンビ「モグライダー」の芝大輔(松野町出身)とともに真相に迫る。5月に松山市の道後温泉周辺と今治市、伯方島(同市)などでロケを行った。 湯上がりに「コーヒー牛乳をごちそうしちゃおうかな」と申し出る芝に「ナイス!」と指を立てる演出は友近のこだわり。終盤、2人が犯人を突き止めシンクロして名前を呼ぶシーンはアドリブという。 ざらついた映像や大げさなカメラワーク、説明的過ぎるせりふ回しなど「あるある」を積み重ねた。西井監督は「それぞれが思う『あのころ』を全力で演じてもらった。癖が強く見応えがある」と太鼓判を押す。
愛媛新聞社