飲酒運転で事故→隠そうと水4リットルをがぶ飲み…ひき逃げ疑い 21歳男を書類送検
大阪府岸和田市上松町の路上で10月末、飲酒運転をして高齢女性をはねたとして、同市流木町の会社員、沢田崇登(たいと)容疑者(21)が逮捕された事件で、大阪府警岸和田署は18日、ただちに救護措置を取らなかったとして、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、沢田容疑者を書類送検したと発表した。沢田容疑者は同罪で起訴された。 同署によると、沢田容疑者は飲酒運転を隠そうと事故直後に現場近くのコンビニに向かい、水4リットルや缶コーヒーなどを購入して飲んでいたという。同署は同日、飲酒運転を知りながら逃走をそそのかしたとして、道交法違反(ひき逃げ教唆)の疑いで、同乗していた友人の建設作業員の男(20)を書類送検。男は沢田容疑者に「お前、飲酒やろ。水飲んで来い」などと〝助言〟していたという。 事故は10月28日午前に発生。沢田容疑者が運転する乗用車が、道路を横断中の女性(74)をひいた。女性は搬送されたが、死亡した。 同署によると、沢田容疑者は事故前、焼き鳥店とバーをはしごして緑茶ハイなど5杯ほど飲酒。事故後、男が通報したが、沢田容疑者は水などを飲んで、酒気帯び運転を隠蔽しようとした。ただ、呼気検査では基準値以上のアルコールが検出されたという。 沢田容疑者は自動車運転処罰法違反罪や道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)罪で起訴された。