藤原竜也が映画完成報告会で思わず見に行きたくなるフック発言 エピソードトークは始球式でも
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> 12月20日に映画「聖☆おにいさんTHE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」(福田雄一監督)が公開される。豪華な出演者が勢ぞろいした完成報告会で、フックになると感じた発言をしたのが藤原竜也(42)だった。 撮影を振り返って「ありえないものを持たされて撮影したんです。すっげえもの持たされたんです。僕の積み上げてきたものを一瞬にして崩された。これでほぼ終わりだろうなと思いながらやらせてもらったんですけど。もう仕事ないでしょうね」といたずらっぽく笑っていた。結局、何を持たされたのかその場では明かされなかった。ただ、映画気になる、と思わせるには十分だった。 その1カ月半ほど前。プロ野球、西武-日本ハム戦(ベルーナドーム)の始球式に藤原が登場した。広い会場で報道陣もファンも大勢いた先の報告会と違い、3、4人の記者が1メートルほどの距離で囲む小規模な取材が行われた。埼玉・秩父出身とあって大の西武ファン。この時も少年のような笑みを浮かべながら思い出話を明かしていた。 「これ誰にも言ってないんですけど、前に始球式した時にライオンズが結構負けちゃって、家に帰ったらウエンツから電話かかってきて、『こんな負け方して誰が始球式やったんだろうって思ったら竜也くんだった』って。うるさい、これ何の電話だよって。今日こそ新庄さんをぎゃふんと言わせたい」。 「うちのおやじが昔ライオンズクラブに入ってて。非常に場末のスナックがあって、秩父はゴルフ場が有名ですから、当時、渡辺久信さんとかよくそのスナックに来てて。僕は子どもだから行けなくて。うちの長女だけは駄々こねて連れてってもらって久信さんと写真撮ってもらったとか、そういう話もあるんですよ」等々。 テレビカメラが何台も入り、まぶしいフラッシュがたかれる現場でも、カメラもマイクもない小さな控室の囲みでも。変わらずエピソードトークをしてもらえると書く側はとてもありがたい。 「聖☆おにいさん」では堕天使ルシファーを演じた。気になるので、公開されたら映画館に足を運ぼうと思う。【鎌田良美】