県内4路線5区間が赤字 久留里線区間は最も採算悪く JR東日本
チバテレ(千葉テレビ放送)
JR東日本はこの程、利用客が少ない区間の2023年度の収支を公表し、千葉県内では4つの路線の5区間が赤字でした。 このうち最も採算が悪かった久留里線の区間は、100円稼ぐのに1万3000円以上かかっています。 JR東日本は、利用者数の平均が1日2000人未満の区間を公表していて、2023年度、県内では、内房線の館山―安房鴨川間、外房線の勝浦―安房鴨川間、久留里線の木更津―久留里、久留里―上総亀山間など、4つの路線の5区間が対象となりました。 これらの区間はいずれも赤字で、このうち最も赤字が大きかったのは内房線の館山―安房鴨川間の15億4000万円でした。 一方、100円を稼ぐのにどれだけの費用がかかったかを示す「営業係数」を見ると、久留里線の久留里―上総亀山間は1万3580円で、県内で最も採算性が悪くなっています。 この区間は1日当たりの利用者が64人で、1987年度の823人から92%も減っています。 この区間を巡っては、県や沿線の君津市、JR千葉支社などで構成する検討会議が10月21日に「自動車中心の交通体系への移行により、より利便性の高い地域公共交通が実現できる」とした報告書を取りまとめました。
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