楽天・伊藤裕季也、100万円増の1950万円でサイン 昨季から出場試合減でダウン提示覚悟も「数字以外の面で評価していただいた」
楽天・伊藤裕季也内野手が28日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円増の年俸1950万円(金額は推定)でサインした。 今季は44試合に出場。2023年の87試合から大きく減ったことから交渉前はダウン提示も覚悟していたという。しかし、球団は本職の内野だけではなく慣れない左翼で21試合にスタメン出場するなど複数のポジションをこなしたユーティリティー性を評価。交渉後の会見では「数字以外の面でいろいろ考えてやっていたこととか、いろいろな話をして評価していただいた」と振り返った。 この1年を「レギュラーを取れなかった面で悔しい気持ちが一番ある」と振り返ったが、スタメン出場が続いた9月の打席からは今後へのきっかけを感じた様子。同18日のロッテ戦(楽天モバイルパーク宮城)でのサヨナラ打など勝負強さを発揮しており、「こうしたらいいという選択肢が増えたという面で手応えがあった。それを2軍でできて、1軍でも少しできたというとことで、手応えは少しあります」と前向きに捉えた。 今季も2軍でさまざまなディスカッションを交わした三木肇監督が1軍を率いる来季に守りたいポジションについては、「正直、ここがいいというのはない。試合に出られる場所だったらどこでもいいというのが一番。試合に出られるポジションで」とコメント。目指す数字を聞かれ、「最低でもキャリアハイ。とにかく試合に出続けるのを目標にやりたい」と意気込んだ。
中日スポーツ