台南開催の台湾ランタン祭り閉幕 1500万人超が来場 来年は桃園で
(台南中央社)南部・台南市で開かれていた「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)が10日、閉幕した。交通部観光署(観光庁)と共同で主催した台南市によれば、来場者数は36日間で延べ1500万人を突破した。来年は北部・桃園市で開催される。 同フェスは毎年旧暦1月15日の元宵節に合わせ、開催地を変えて行われる。今年で35回目を迎えた。16年ぶりに台南での開催となった今回は、台湾高速鉄道(高鉄)台南駅近くの高鉄会場と、運河沿いの安平会場の2つの会場で開かれた。 黄偉哲(こういてつ)台南市長は閉幕式でのあいさつで、同フェスに合わせて台湾国際ラン展や世界蘭会議が高鉄会場のそばの「ICC Tainan」(大台南会展中心)で開かれたことや、スマートフォンゲーム「ポケモンGO」のリアルイベントなども同時開催されたことに言及。「1足す1が2よりも大きくなる」効果を生み出し、地域経済の活性化を牽引したと成果をアピールした。 閉幕式では、開催都市のちょうちんが黄市長から桃園市の蘇俊賓(そしゅんびん)副市長に手渡された。桃園市での開催は2016年以来9年ぶりとなる。 (楊思瑞/編集:名切千絵)