タイの未来を語る石井正忠監督

タイ代表の石井正忠監督が、ラウンド16進出について語った。 2024年の元日に行われた日本代表戦が初陣となった石井監督だったが、0-5で惨敗。ただ、アジアカップに向けて準備を続けてきた中で、3試合を戦い、1勝2分けの2位でラウンド16進出を決めた。 グループステージ突破がかかった最終戦では、サウジアラビアと対戦。石井監督は11人全てを入れ替える大胆な采配にでた中で、0-0のゴールレスドローに終わった。 石井監督は試合後のインタビューで、選手を総入れ替えした理由について語った。 「最初の2試合から先発選手11人全員を変更するという勇気を持てた理由は、ほぼ1カ月間一緒にトレーニングしていた期間にそれぞれの選手のクオリティを見ていたからです。それが、私に変化する勇気を与えてくれました」 選手の能力を把握していた結果、信じて11名を入れ替えられたという石井監督。チームとしてはより先を目指して戦っているとした。 「我々はアジアカップに出場することだけを考えているわけではありません。我々が見てきたのは、アジアカップの残り4試合もです。最も効率的に、長期的にチームに準備する計画を検討する必要があります」 ラウンド16の相手はウズベキスタン代表に決定。石井監督は「次のウズベキスタン戦についてはまだ考えていません。試合ごとに見ていく必要があるからです」と語り、「これからは次の試合に向けてできる限り準備ができるよう分析をしていきます」と、しっかりと勝利を目指してやっていくとした。