竹中直人、台湾・嘉義市での撮影は「いい思い出しかない」=映画「雨の中の慾情」
(台北中央社)台湾でほぼ全編を撮影した映画「雨の中の慾情」に出演した俳優の竹中直人が18日、台湾メディアのリモートインタビューに応じ、台湾での撮影の思い出を語った。 2022年に舞台出演のため台北に2週間ほど滞在した経験を持つ竹中。今作は台湾で撮影すると聞き、楽しみにしていたという。だが、桃園国際空港に到着した際、スーツケースを別の人に取り違えられるというトラブルに遭遇。また、撮影地の南部・嘉義市が空港から車で3時間も離れていることを知り、「遠いな~」とややネガティブな印象を抱いたことを率直に明かした。 撮影地の嘉義については「嘉義市は最高の街でした。楽しかった。いい思い出しかない」と気に入った様子をのぞかせた。印象に残ったものとして、においが特徴的な台湾グルメ「臭豆腐」を挙げつつ、「食べなかった。目の前にあったけど」と笑ってみせた。台湾の食べ物はたくさん食べ、「行きつけの店もできた」と明かし、お店の人が優しく、いつも笑顔で迎え入れてくれたと話した。 作品には道教の神様「三太子」も登場する。写真では見たことがあったものの、実物を目にした時は「気持ち悪かった。子供たちがかわいそうで。本当に怖かったからね」と情感たっぷりに振り返った。 「映画の撮影でまた台湾に行けたら」と意欲を示し、嘉義は台北とは異なる雰囲気があったことから、台湾のまた違う都市で撮影してみたい気持ちを明かした。「台湾映画に呼んでください」とちゃめっ気たっぷりにアピールした。 同作は台湾で27日公開。 (王心妤/編集:名切千絵)