【天皇杯】FC東京に続き札幌にも勝利。J2千葉をJ1クラブ連続撃破に導いた品田愛斗の美しすぎるFK
嫌な流れもしっかり勝ち切る
[天皇杯・ラウンド16]千葉 1-0 札幌/8月21日/フクダ電子アリーナ 8月21日、各地で天皇杯・ラウンド16が行なわれ、J2の千葉はJ1の札幌に1-0で勝利。千葉は3回戦でのFC東京戦(〇2-1)に続いてJ1クラブを破り、ベスト8へ進出した。 【動画】千葉×札幌ハイライト 決勝弾を奪ったのは、千葉のボランチ・品田愛斗だ。 前半終了間際の45分、相手ゴール前で直接FKのチャンスを得ると、自慢の右足を一振り。美しい軌道を描いたボールはゴール右隅に吸い込まれた。スタジアムが沸くまさに“美弾”だった。 「結構なゴラッソだったので(ゴール後に感じたのは)気持ち良さでした」 そう本人も自画自賛する一発。 「今日は狙いとしてファーストサイドを意識していましたし、高いボールというより、速く相手の頭を越えていくようなイメージで蹴るので、(相手に)引っかかることもあるんですが、フィーリングも良かったので、狙い通り蹴れて良かったです」 キックの瞬間をそう振り返った。 札幌戦は序盤からチャンスを作るも決めきれない嫌な流れになりかけた。昇格を目指すリーグ戦では天皇杯のFC東京戦後の4試合は1分3敗と厳しい結果で、8位と苦戦する。 「あの時間帯、結構チャンスがあったなかで、いつもの自分たちであれば取れていないところで、得点を取れて、リードして試合を折り返すことができた。上手くいかない時間帯で勝手に崩れてしまうことが、リーグ戦であったなか、そういう脆さを自分もなんとかしたいと思っていた。自分が常に冷静でいることで解決できると、周りをコントロールできるとも考えていたので今日は90分、充実できたと思います。まだまだ良いチームになっていくと感じます」 FC東京のアカデミー育ちの21歳は、昨季は甲府にレンタル移籍し、今季はリーグ開幕後の3月末に期限付き移籍で加入。千葉の天皇杯での躍進へ、確かな足跡を残してみせた。 取材・文●本田健介(サッカダイジェスト編集部)
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