「上限を設けるべき」増大する選手の試合数にコンパニ監督が提案、今季のバイエルンは最大で64試合プレーする可能性
バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が、話題になっている試合数について提言。上限を設けるべきだと訴えた。イギリス『BBC』が伝えた。 予てから多くの監督が嘆いてきた選手の試合数問題。多くの大会が増え、さらに規模が拡大していることから試合数がどんどんと増えていっている。 特に、2024-25シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)などがフォーマット変更により試合数が増加。加えて、クラブ・ワールドカップ(W杯)の規模がさらに拡大し、一気に試合数が増えることとなる。 トップクラブになればなるほど試合数が増加し、そこにいる選手たちは代表チームでもプレーする選手が多いため、年間での試合数が膨大になっている。 コンパニ監督が指揮するバイエルンも、CLとクラブW杯に参加するために多くの試合をこなすことに。先日はマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリがストライキの可能性について「近づいている」と警鐘を鳴らしていた。 コンパニ監督は選手の試合数増加について言及。上限を設ければ良いと案を語った。 「75試合、80試合をプレーすることはもはや現実的ではない」 「私がずっと望んでいた解決策は、選手個人がプレーできる試合数に上限を設けることだ。上限を設け、選手に義務的な休暇期間を設けるということだ」 今シーズンのバイエルンは最大で64試合をプレーする可能性があり、7月の中旬までシーズンが終わらない可能性が残っている。 例えばイングランド代表FWハリー・ケインはバイエルンの選手として45試合に出場。夏にイングランド代表としてユーロ2024で7試合に出場していた。 試合数の問題には多くの選手たちが言及しており、健康面についても不安が過っている状況。コンパニ監督は選手時代から考えていたことだとし、出場数の上限を決めてうまくやりくりすべきだとした。 「ここ数年、常に話題になっている。私はFIFProの一因だったが、我々は常にこの問題を非常に真剣に受け止めていた」 「試合だけではなく、代表チームの遠征も重要だ」 「私は選手として、選手がプレーできる試合の最大数を設定するようにすでに求めており、それは制限されるべきだ」 「そうすれば、自分の健康とクラブの利益を守ることができる。そして最終的にはコーチ陣も守れる。彼らにとっても簡単なことではない。非常に理にかなっている」
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