合併20年「元気な市」へ かほくで市制施行記念式典
かほく市制施行20周年記念式典は1日、市役所で行われ、約170人が「平成の大合併」の県内第1号として高松、七塚、宇ノ気の3町が合併してからの歩みを振り返り、さらなる発展を誓い合った。 油野和一郎市長は式辞で子育て支援や教育環境の充実に向けた施策を進め、過去9年連続で人口が増えたとし「市民が住みよさを実感し、誇りを持てる元気な市の実現へ全力で取り組む」と語った。杉本成一市議会議長もあいさつした。 自治や福祉など各分野の功労者が表彰され、前副市長の架谷外茂治さんが謝辞を述べた。 馳浩知事、西田昭二総務政務官、近藤和也衆院議員、岡田直樹参院議員、宮本周司参院議員、善田善彦県議会議長、県市長会長の村山卓金沢市長が順に祝辞を述べた。河北郡市の首長や県議、市町議らが出席した。 ●〈記者席〉句会の様相に ○…馳知事は祝辞で「やじろべえ 20年目の 実りかな」と一句を披露。油野市政が旧3町のバランスに配慮しながら、人口増など実りの秋を迎えていると持ち上げ、他の来賓にも「一句を期待する」と促した。近藤氏は「ハマナスと シロチドリ愛で 桜かな」と市の花や木、鳥に掛け、岡田氏も参院議員初当選から20年を迎えたことに触れ「かほく市と 同じ二十歳に なれる我」と川柳を詠んだ。村山金沢市長も言い出しっぺの馳知事への恨み節を口にしながらも「ほくほくと 魅力高めた 20年」と自作を披露し、式典はさながら句会の様相に。(こ)