「この名前だとわかんない」元アイドル女優、本名「宮内ひとみ」での再出発によぎる“のん化”懸念と「岡田健史」の前例
2007年に「桜庭ななみ」として芸能生活をスタートした女優が所属事務所から独立するにあたり、本名の「宮内ひとみ」に戻すと発表した。ただ、この“改名”に心配の声がささやかれ――。 【画像】「桜庭ななみ」として最後の投稿 芸能事務所「スウィートパワー」からスカウトされたことをきっかけに芸能界入りした桜庭。清楚なルックスで人気を集め、大河ドラマ『西郷どん』やNHK連続テレビ小説『スカーレット』など多数の話題作に出演。 また2014年まで、5人組アイドルユニット「bump.y(バンピー)」のメンバーとして活動していたこともある。 そんな桜庭は、11月11日に突如、自身のInstagramで、同事務所からの退所と独立を報告。15歳のころから育ててくれた同社への感謝をつづるとともに、今後は「宮内ひとみ」として活動していくと宣言した。 また同日、同社のホームページでも発表があり、彼女の独立の理由について「自分のペースで活動をしていきたいという本人の気持ちを尊重し、円満に契約を終了する運びとなりました」と記されている。 17年間親しまれてきた名前が変わることに対し、SNSでは《新しい名前でどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです!》といった期待の声が上がる一方、 《この名前だと絶対にわかんないな》 《これからは本名で活動しろって完全なゼロリセットとしか思えません》 《新しい名前に慣れるにはちょっと時間がかかりそう》 といった指摘も見られた。さらに芸能プロ関係者によると、もう1つ大きな懸念があるという。 「それは芸能活動の制限です。2016年、女優の能年玲奈さんは所属先のレプロエンタテインメントから独立する際に揉め事になり、本名を使うことが許されず『のん』という芸名で再出発。しかし、その後はメディア露出が激減しました。現在は、独自の活動が実を結び、復調の兆しはあるものの、ブレイク時には及びません。桜庭さんがこれと似たようなルートを辿る可能性もあります」 かつて『スウィートパワー』の男性部門『スパイスパワー』に所属していた岡田健史が、事務所とのトラブルから契約解除となり改名している。前出の芸能プロ関係者はこう話す。 「彼の場合は『水上恒司』という名前で再スタートを切りましたが、このときも仕事のオファーが止まりました。岡田さんの場合はトラブルでしたが、桜庭さんは円満退社とされています。それでも、名前を変えなければいけないのは、スウィートパワーの場合、所属契約時に何かしらの約束ごとがなされているのかもしれません。 ちなみに1996年の設立以来、新興勢力ながら芸能界に実力派の役者を送り出してきたスウィートパワーは、ここ最近は堀北真希さんを始め、南沢奈央さん、桐谷美玲さん、黒木メイサさん、内山理名さん、また男性では高杉真宙さんなど、次々と人気タレントが退所しています」 無論、新しい名前で飛躍する芸能人も多い。桜庭改め、宮内の今後に期待したい。