コロナ後遺症「終わった宿題を繰り返しやってしまう」、子どもでも記憶障害や倦怠感 長引けば受験や就職に影響する恐れ
新型コロナウイルス感染症は、5月8日から感染症法上の位置づけが「5類」に変わり、季節性インフルエンザと同じ扱いになった。ただ、法的な扱いが変わってもウイルスが変わったり、なくなったりするわけではない。いわゆる「後遺症」については、国が診療報酬を加算するなどし、対応を強化している。 船木医長は「まずは感染しないことが一番。手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策による予防を心がけて」とした上で、こう呼びかけた。「感染後の長引く症状が出ても多くの場合は対症療法で良くなりますが、疲労感や息苦しさが続いて日常生活に支障を来したり、万が一死にたいと本人が訴えたりするなど、様子がおかしいことがあれば、すぐに専門医やかかりつけ医に相談してください」