DeNA・三浦監督、東京→兵庫→横浜移動も「疲れたとか言っていられない」 日本シリーズへ「全員で出し切りたい」
最終決戦がいよいよ幕を開ける。DeNA・三浦大輔監督(50)は、本拠地横浜スタジアムで行われた日本シリーズの前日練習でナインの動きをチェックした。シリーズの行方を左右する重要な初戦に向けて、「僕らは全員で力を合わせて束になっていかないと勝てない。先のことは考えず、明日全員で出し切りたい」と力を込めた。 相手はレギュラーシーズンで2位に13・5ゲーム差をつけるなど、圧倒的な強さで勝ち上がってきたパ・リーグ王者のソフトバンク。「やはり守りが大きなポイントになる。CSもしっかり守った。日本シリーズでもできるように」。2位阪神、1位巨人とのCSを接戦で制し、3位からはい上がってきた粘り強い野球で強敵に挑む。 ハードスケジュールも何のその。前日24日のドラフト会議で、社会人野球、三菱重工Westの竹田祐投手を1位指名した。指揮官はその日のうちに東京から兵庫へ移動し、翌25日午前8時半からの指名あいさつに出席。午後1時から始まる全体練習に参加するため、すぐさま横浜に戻った。「疲れたとか言っていられない」と表情を引き締めた。 「勝ってファンの皆さんと一緒に喜びたい」と三浦監督。前回の日本一は、自身が現役時代だった1998年。指揮官として再び、頂点へ駆け上がる。(加藤次郎)