1998年11月3日、パシフィコ横浜から横浜スタジアムまでパレードを行った横浜ナイン。40万人が熱狂した

DeNAが日本一を記念したパレードを30日午前10時から実施することが14日、分かった。全容が判明し、ルートは横浜市の複合施設「横浜ハンマーヘッド」から日本大通りまでの約1・5キロ。クラウドファンディングで運営費用を募り、パレードで行進できる権利を出資者の特典とするなど異例のファン参加型となる。前回1998年に行ったパレードでは約40万人が沿道に詰めかけた。26年分の思いを込めてファンと喜びを分かち合う。 【イメージ画像】横浜に新たな〝名所〟関内駅前にライブビューイングアリーナ開業へ あの感動を、もう一度。激闘を演じたベイスターズナインが、ファンと喜びを分かち合う。1998年以来26年ぶりの日本一に輝いたDeNAのパレードが開かれることが判明した。 横浜港を望むみなとみらいにある横浜ハンマーヘッドが出発地点となり、赤レンガ倉庫の前を通って横浜スタジアムの目の前にある日本大通りまでの約1・5キロが花道となる。30日午前10時から1時間半を予定しており、三浦監督をはじめナインが声援に応える。 伝説がよみがえる。野村弘樹（本紙専属評論家）、佐々木主浩、そして三浦監督も現役選手として優勝メンバーに名を連ねた26年前は、紙吹雪と大歓声が街を染めた。パシフィコ横浜から横浜スタジアムまでの2・2キロを進んだ沿道には約40万人。選手の一部は路線バスをパレード仕様に加工したオープンバスに乗り込み、歓喜の渦中で手を振った。今回は前回より距離が短く、沿道の道幅も狭いため約15万人の来場が見込まれている。 待ちに待った26年ぶりのパレードは異例のファン参加型となる。横浜市、横浜商工会議所などが「横浜DeNAベイスターズ日本一　優勝パレード2024実行委員会」を設立して主催。交通誘導など安全に運営するための費用を募るクラウドファンディングを実施する。 クラウドファンディングのコンセプトは「ファンと共に作り上げるパレード」。支援者には金額に応じた特典があり、「パレードで行進できる権利」（税込み10万円）「バスに乗り込む選手をハイタッチでお見送り」（同1万円）などがあるという。 セ・リーグ3位のチームはクライマックスシリーズで2位の阪神、王者の巨人を立て続けに破り、日本シリーズではパ・リーグ覇者のソフトバンクを撃破。下克上を成し遂げた。