広陵が初戦突破 敦賀気比との1回戦屈指の好カード制す センバツ
第94回選抜高校野球大会は第2日の20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の明治神宮大会準優勝の広陵(広島)が、昨夏の甲子園8強で昨秋の北信越王者の敦賀気比(福井)に9-0で勝利し、前回出場した第91回大会(2019年)以来、3年ぶりに初戦を突破した。 【1回戦屈指の好カード 広陵vs敦賀気比を写真で】 広陵は松商学園(長野)、高松商(香川)に続き、史上3校目となる大正、昭和、平成、令和での4元号勝利を達成した。 広陵は第6日(24日)第3試合の2回戦で九州国際大付(福岡)と対戦する。 ◇17安打で快勝 広陵が17安打を放って快勝。一回に内海の右翼線適時二塁打などで2点を先取。五回は上位打線の安打を足がかりに川瀬、大山の連続適時長打などで4点を加えた。先発・森山は直球に威力があり、三塁を踏ませず八回途中まで無失点。敦賀気比の先発・上加世田は右打者への外角攻めが有効だったが、球が浮いたところを痛打された。 ◇広陵・中井哲之監督 出来すぎ。ここまで打ってくれるとは。(打線が)積極的に甘い球をしっかり捉えてくれた。(先発の森山は)スピードが出ていなかったが、適度に(投球が)暴れて、緩いカーブも良かった。 ◇敦賀気比・東哲平監督 すべてにおいて完敗だった。上加世田の調子は悪くなかったが厳しいコースに投げきれなかった。相手の森山投手は素晴らしかったが、うちの選手が浮足立って自分たちの打撃ができなかった。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。