捜索救助犬団体などに感謝状
愛知県蒲郡市の土砂崩れ災害で出動
愛知県蒲郡市は15日、8月27日夜に同市竹谷町大久古で発生した土砂崩れ災害で、救助活動に尽力した豊橋市の市民団体で捜索救助犬を運用する「HDS K9」と蒲郡土木協会などに感謝状を贈った。【林大二朗】 土砂災害は民家の裏山の斜面が30㍍崩れ、崩壊面積は1000平方㍍、土砂量は1000立方㍍にのぼった。民家の5人が巻き込まれて3人が死亡、2人が重軽傷を負った。「HDS K9」はベルジアンシェパードの「リッター」らが倒壊家屋にいる救助者の捜索を、協会は加盟する「佐藤建設興業」「山中組」「市川組」が重機を使って家屋のがれきや土砂の撤去を担当した。 式は市役所で開かれた。鈴木寿明市長は関係者に感謝状を手渡した後、「先日、3人の葬儀に参列しました。遺族は『救助に当たられた全ての人に感謝します』と話していたことを伝えたいと思います。これからも、市民の安心安全の生活を守っていきます」とあいさつした。 「HDS K9」ハンドラー兼代表の杉原久依さんは「これを機会に救助犬の存在を知ってもらいたい」と話した。