動画生成AIを手がけるRunwayは10月22日、俳優の演技映像からアニメーションを生成できる新機能「Act-One」を発表した。同社の映像生成AI「Gen-3 Alpha」の新機能として段階的に提供される。近日中にすべてのユーザーが利用可能になる予定。

写真：アスキー

　動画生成AIを手がけるRunwayは10月22日、俳優の演技映像からアニメーションを生成できる新機能「Act-One」を発表した。同社の映像生成AI「Gen-3 Alpha」の新機能として段階的に提供される。近日中にすべてのユーザーが利用可能になる予定。 　 　Act-Oneは、従来のモーションキャプチャー機器や複雑な制作工程を必要とせず、単一の演技映像からキャラクターアニメーションを生成できることが特徴だ。さまざまな参照画像に対応し、リアルな表情を保持しながら、元の映像とは異なる比率のキャラクターへとパフォーマンスを正確に変換することができる。また、カメラアングルが変化しても表情を維持することが可能だ。 　 　 　安全性への配慮も徹底しており、公人を含むコンテンツの生成を検出・ブロックする機能や、エンドユーザーがカスタムボイスを使用して作成した音声を使用する権利があることを確認するための検証など、包括的なコンテンツモデレーションと安全対策を備えている。 　 　Act-Oneの活用によって、アニメーション制作のワークフローが大幅に簡素化され、クリエイターの表現の可能性が広がることが期待される。 　   文● G. Raymond　編集●ASCII