【全国高校駅伝】留学生“区間規制”の影響は…オール日本人の長野勢がアベックV
◇全国高校駅伝(2024年12月22日 たけびしスタジアム京都発着 男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ) 女子は長野東、男子は佐久長聖が優勝した。 今大会から外国人留学生の起用は最短距離の3キロ区間(男子2&5区、女子3&4区)に制限された。 都大路に留学生が登場したのは、92年大会の仙台育英の男女のケニア出身選手が最初。「留学生の出場は1人まで」となった95年、男子1区(10キロ)のギタヒ(仙台育英)がマークした27分48秒は今もスーパー区間記録としてレコードブックに君臨している。 08年から「最長区間の1区での起用禁止」と制限されたが、男子では2番目に長い3区(8・1075キロ)、女子では5区(5キロ)への起用が多く、留学生の激走が勝利に直結する大会も多かった。 今大会の女子では留学生は3区に8人が出場。青森山田のドゥータ、世羅のワングイ、神村学園のマーガレットまでが従来の区間記録を破り、区間8位までを留学生が占めた。女子で優勝した長野東は留学生不在で、3区でも窪田舞(3年)が日本人3位と好走した。 男子の2区では留学生上位3人が区間新記録をマーク。5区は日本人が区間上位2位を占めた。女子の長野東と同様、佐久長聖もオール日本人の陣容だった。