大関・琴櫻が"悲願"の初賜杯! 結びの一番で豊昇龍を撃破 21年ぶり“大関同士”の相星決戦を制す
<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇24日◇福岡・福岡国際センター 今年1月の大相撲初場所後に新大関となった琴櫻(佐渡ヶ嶽)が初の賜杯を手にした。結びの一番で大関・豊昇龍(立浪)をはたき込みで下すと、その瞬間、館内は大歓声に包まれた。大関同士の相星決戦は2003年、名古屋場所の魁皇と千代大海以来、21年ぶりとなった。 【映像】琴櫻、豊昇龍を撃破で悲願の初賜杯(千秋楽の模様) 大関陣の不甲斐ない結果が続いていた近年の大相撲で、今場所は久しぶりに大関が強い姿を示した。琴櫻は三日目に前頭筆頭・王鵬(大嶽)に敗れ黒星を喫したが、順調に白星を重ね、13勝1敗で千秋楽を迎えた。 一方、豊昇龍は七日目、相性の悪い前頭三枚目・阿炎(錣山)に黒星を喫するも、今場所は気合いたっぷりな姿に結果がついてきて、琴櫻と優勝を争った。しかし、千秋楽の結びの一番で琴櫻に敗れ、苦杯を喫した。 琴櫻は同じしこ名の元横綱の祖父が、1973年の名古屋場所で優勝して以来、約半世紀ぶりに琴桜の名を刻んだ。 ■琴櫻 将傑 (ことざくら まさかつ) 所属部屋:佐渡ヶ嶽 本名:鎌谷 将且 しこ名履歴:琴鎌谷→琴ノ若→琴櫻 生年月日:平成9年11月19日(27歳) 出身地:千葉県松戸市 身長:189.0cm 体重:178.0kg 得意技:右四つ・寄り・押し (ABEMA/大相撲チャンネル)