ロンドン市長が3選 政権与党の候補退ける
【ロンドン共同】2日投票の英地方選で、ロンドン市長の労働党サディク・カーン氏が4日、3選を決めた。政権与党、保守党のロンドン市議スーザン・ホール氏との事実上の一騎打ちだった。労働党は来年1月までに実施される総選挙に向けて弾みをつけた。 英メディアによると、ロンドン市長の3選は初めて。カーン氏は109万票近くを獲得し、ホール氏の81万票余りに差をつけた。保守党支持層の一部を取り込んだとみられる。 カーン氏は結果判明後の演説で「国民に選択の機会を与える時が来た」とスナク首相に早期の総選挙実施を求めた。 カーン氏は2016年に初当選し、欧米の主要な首都で初のイスラム教徒の市長となった。