パトリック・ユーイングが古巣ニックスのアンバサダーへ就任「MSGは常に私のホームです」
10月5日(現地時間4日)。ニューヨーク・ニックスは、パトリック・ユーイングがバスケットボールとビジネスの両面を手伝うバスケットボール・アンバサダーに就任したことを発表した。 【動画】ユーイングがニックス時代に見せてきたベストプレー集! リリースの中で、ニックスのレジェンドはこう話している。 「MSG(マディソン・スクエア・ガーデン/ホームアリーナ)へ背番号33が掲げられた時に言ったとおり、私はこれからもずっとニックであり、ニューヨーカーです。大好きな組織へ戻って、新たなポジションで仕事を始められることを楽しみにしています。ガーデンは常に私のホームです。レオン・ローズ(バスケットボール運営部代表)、コーチ・シボドー(トム・シボドー ヘッドコーチ)、そしてチームの皆さんと、この地をスペシャルなものにしていくことが楽しみです」 62歳のユーイングは、現役時代に213センチ108キロのセンターとしてNBAで計17シーズンをプレーしたレジェンド。2008年にバスケットボール殿堂入りし、2021年にはNBAの75周年記念チームにも名を連ねた1990年代を代表するセンターの1人。 1985年のドラフト全体1位でニックスから指名された男は、1985-86から1999-2000まで15シーズンを過ごし、レギュラーシーズン計1039試合で平均22.8得点10.4リバウンド2.0アシスト2.7ブロックにフィールドゴール成功率50.8パーセントを残した。 リム付近では攻防両面で強烈な存在感を発揮し、柔らかいシュートタッチからミッドレンジジャンパーも決めて大黒柱としてニューヨークに君臨。プレーオフでも1994年、1999年(ケガのため途中離脱)のNBAファイナル進出へ大きく貢献してきた。 ユーイングは在籍年数、通算2万3665得点、1万759リバウンド、1061スティール、2758ブロックなど数多くの部門で球団最多記録を保持している。ニックスの指揮官へ就任して5年目を迎えるシボドーHCは、1990年代後半にニックスのアシスタントコーチ(AC)としてユーイングたちと共闘した経験がある。 なお、ユーイングは2002年に現役を引退後にコーチングの道へ進み、2002-03から2016-17までの期間のうち14シーズンでヒューストン・ロケッツやオーランド・マジックなどでACやアソシエイトHCを務め、2017-18から2022-23までの6シーズンは母校ジョージタウン大学で指揮を執ってきた。
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