原辰徳監督、もしや、運を使い切った?【川口和久のスクリューボール】
親御さんに感謝を
奥川の交渉権をヤクルトの高津臣吾新監督が引き当てガッツポーズ。右端の原監督の顔が渋い
特に投手だが、今回の大船渡高の佐々木朗希、星稜高の奥川恭伸がそうだったように、最近のドラフトは高校生が上位で、社会人の即戦力は3位くらいからというパターンになっている。技術やトレーニング方法の進化に加え、選手の側も、社会人チームが減っている中、どうせプロに行くなら高校を出てすぐのほうがいいという考え方にもなっているんだろうね。 この間、子どもが、おぎゃあと生まれてから高校を卒業するまで2500万円かかるという話を聞いた。私立だと4000万円になるという。たぶん、野球をやっていたら、道具代や遠征費で、さらに500万円はかかるんじゃないかな。 今回は107選手が指名され、ほとんど全員がプロ野球の世界に進むと思うけど、俺が思うのは、親御さんへの感謝を忘れちゃいけないということだ。 契約金をドンともらってうれしいかもしれないが、それもすべては親御さんのおかげさ。俺が1980年のドラフト会議で広島に1位指名されたとき、契約金で・・・
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週刊ベースボール