家計調査2月、健康食品の支出額3%減
総務省統計局がまとめた2月の「家計調査」結果で、健康食品支出は前年同月比3%減と伸び悩んだ。 2月の消費支出は1世帯当たり27万9868円で、前年同月比は、実数と比較した名目では2.8%増だったが、物価変動の影響を除いた実質では0.5%減。12ヵ月連続の実質減となった。電気代やガス代など「光熱・水道」が実質18.6%減と大きく減り、実質減に影響。一方、授業料など「教育」が同41.5%増、洋服など「被服・履物」が同11.6%増と伸びた。外食代も増えた。 なお、うるう年で前年2月より1日多かった影響を除いて試算した場合、実質は2.7%減になるとしている。 サプリメント剤型の健康食品を中心とする「健康保持用摂取品」の支出額は1000円で、前年同月比は名目3.0%減。勤労者世帯が同12.6%増の779円と支出を増やしたが、支出額が多い無職世帯が同1.9%減の1313円と苦戦した。健康食品支出の2023年4月~2024年2月累計は1万2199円で、前年同期比1.2%減となっている。