【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】「状態はまだ8、9割」の緒方慎太朗が絶体絶命の番組を6番手捲りで突破
<2日・小倉競輪・初日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 初日予選4Rは、2分戦のライン2車で圧倒的に不利な状況だった緒方慎太朗が6番手からひと捲り。3連単で1万2530円の好配当を演出した。 突っ張られた山崎駿哉とは対戦も多く、「自分が行きたいところで踏み上げられた」と出鼻をくじかれたが、鐘過ぎ2センターで佐藤有輝が内をすくって近藤範昌から山崎の番手を奪取。これでチャンスが到来した。「脚がたまっていたし、山崎さんが座ったタイミングで捲ろうと思った」。別線勢がみなインコースに気を取られる流れも功を奏し、けん制を受けることなく山崎を乗り越えた。 風邪明けで状態自体は「まだ8、9割」と話す中での勝利に「参加する2日前に合志正臣さんや、師匠(西島貢司)にセッティングのアドバイスをもらったおかげ」と謙そんすると、「(初日は)カマせなかったし、準決こそは先行したい」と気合を高めていた。▼7R準決は、マークする曽我圭佑が緒方の発進を利して2段駆け。3=1―256。 ▼4R(前田義和)予選は4番手から車が進まず、いいところがなかった。「セッティング修正が大失敗した」。2日目はリカバリーして捲る。4―7―135。