石破首相、25年春闘へ「賃上げ定着の年に」 経団連会合で要請
石破茂首相は25日、東京都内で開かれた経団連の会合であいさつし、「2025年は賃上げ定着の年に位置づけたい」と述べ、33年ぶりに5%を超える賃上げとなった今年に続き、来年の春闘でも高水準の賃金アップを実現するよう経営陣に求めた。 【表】名目賃金は上昇していてるが、実質賃金は低迷 会合には経団連加盟各社の幹部が出席。首相は「経済全体で物価上昇に負けない賃上げを定着させる必要がある。日本経済をけん引する意味でも、自社の成長力を高める意味でも、高い水準での賃上げ、価格転嫁に引き続き尽力してほしい」と呼びかけた。【内田帆ノ佳】