バレンシアがクラブのレジェンド、ルーベン・バラハ監督を解任 17試合でわずか2勝と成績不振にやむなく決断
19位と降格圏内に沈む
バレンシアが、ルーベン・バラハ監督の解任を発表した。今シーズン17試合でわずか2勝しかできず、下から2番目の19位に低迷させた成績不振が影響した。 バラハ監督は、現役時代2000年から2010年まで同クラブでプレイ。主力として活躍し、リーグ優勝2回とUEFAカップ優勝を含む5つのトロフィーを獲得した。そして2023年2月に監督として復帰した。 その2022-23シーズンには、バレンシアをなんとか残留させクラブを救うと、昨シーズンは9位に導いた。ところがチームの安定と成長を目指した今シーズンだったが、逆の結果に陥ってしまった。 バレンシアは、クラブのレジェンドであるバラハ監督の解任は苦渋の決断だったとし、解任発表の声明では「彼は複雑な状況の中でチームの安定に貢献し、昨シーズンはバレンシアをECL出場に近づく競争力の高いチーム作りに貢献した」と感謝の意を表している。 一方、バラハ監督は自身のSNSに愛する古巣への熱い思いを綴っている。 「まずこのクラブの監督という大役を任せてくれたことに感謝したい。このクラブの監督になることは私の夢のひとつだった。ありがとう。そしてたくさんの感動と喜びと悔しい思いを共有したとても濃密な2年間だった。バレンシアがこの困難な状況を乗り越えるために、初日から最後までベストを尽くした私の魂は残した。 私はただバレンシアへの愛情と、最高のものを捧げ、目標を達成するという熱意と信念があったことを強調したい。バレンシアは、これからも心の中にいて、今は悲しい瞬間だけど誇る気持ちもある。 これまで以上に、頑張れ、バレンシア」 なお後任監督はまだ発表されていないが、近日中にはクラブからの公式発表があると予想される。続報を待ちたい。
構成/ザ・ワールド編集部