11月の天候 気温は全国的に平年より高かった 西日本ほど記録的高温も
富士山初冠雪の最晩記録など、異例ずくめの11月
11月は後半を過ぎても、異例の暖かさが続き、多くの初記録が観測されました。 11月17日には、高知市でや鹿児島市などで最高気温が25度以上になり、11月の夏日日数最多記録を更新しました。 ※高知市では7回目、鹿児島市で9回目 また、北日本でも気温が高く、北海道の網走市では11月17日に最高気温が20.2度まで上がり、網走市で11月後半(16日~30日)に最高気温が20度以上になったのは初めてのことでした。 富士山の初冠雪は、11月7日に観測され、1894年の統計開始以来、最も遅い初冠雪となりました。 甲府地方気象台の観測で、平年(10月2日)より36日遅く、昨年(10月5日)より33日遅い初冠雪となりました。 平年より1か月余り遅れ、130年前に統計を取り始めてから、最も遅い観測となりました。夏山シーズンが終了した後も、気温が高い日が続いたことが観測の遅れた要因だと分析されています。
日本気象協会 本社 日直主任