「奥が深いなぁ~」 スペシャリストが検証する“コーヒーを入れるお湯の量”のベストは→意外な結果がタメになる
検証開始!
検証では、それぞれの比率のコーヒーを一気にいれていきます。湯量が違うため、抽出時間が一番少ない1:13で1分30秒となり、あとは10秒ずつほど長くなりました。コーヒーは一投式で抽出し、蒸らしの20秒後に最後の湯量まで真ん中に小さな円を描きながら一投でいれました。 なお、今回はTDS(Total Dissolved Solids)も計測。これはコーヒーの液体の中に水以外の成分がどれほど入っているかをパーセンテージで示した値になります。
スペシャリストが試飲した結果
計測後、早川さんと村田さん、そしてスタッフが実際に試飲して味わいや風味について分析しました。 まず、TDSが1.3パーセントとなった1:13は、色合いが一番濃くなったものの抽出時間が短かったこともあり成分が出きっておらず、物足りなさを感じたと早川さん。村田さんもこれについては未抽出感があると述べていました。 1:15について村田さんは、意外と酸や苦みが強いとコメント。また、粒度(コーヒーの粒の大きさ)を変えれば良かったかもしれないという意見は早川さんと一致していました。 1:17について早川さんは、改良の余地があると分析。このままでもバランスは良いものの、お湯の温度や粒度など他の要因を変えたらもっと良くなる気がするとのこと。一方で村田さんは1:17が3パターンの中では一番好きだとしながらも、1:15と1:17の中間が良いかもしれないとコメントしました。 早川さんも、スタッフから「ベストの比率を求めるのであれば、もう1パターン増やすとするとどのような比率が良いですか?」と質問されると、1:16がベストではないかと答えていました。 なお、ベストな比率は豆によっても異なるため、比較して自分の好みを見つけてみてほしいと伝えています。
ブリューレシオ比較動画への反響
この動画には「楽しく拝見してます」「ブリューレシオ、湯温、粒度、抽出時間や注ぎ方を同じにしても、微妙な味がわいが変わるので、奥が深いなぁ~と、いつも感じています」という声の他、「ホットもアイスも基本的に1:15で大体美味しく作れています」「ハリオ珈琲王2でも1対16でいれてます。スペシャルティコーヒーだとちょうどいい具合です!」と普段からブリューレシオを意識して飲んでいる“コーヒーガチ勢”からの声も届いていました。 画像はYouTubeチャンネル「UCCコーヒーアカデミー」(@ucc6096)から引用
ねとらぼ