【ヤクルト】連敗ストップ!奥川が2年3カ月ぶり本拠地復帰戦マウンドで今季2勝目掴む 打線はオスナに先制打 村上が15号ソロで援護
■プロ野球 ヤクルト 6-1 阪神(29日・神宮) ヤクルトは阪神に勝利し連敗を4でストップさせた。試合は1回裏、3番・オスナ(31)の適時二塁打で先制するとこの回一挙3得点。3回裏には5番・サンタナ(31)、6番・長岡秀樹(22)に適時打が飛び出すなどリードを広げた。さらに5ー1で迎えた5回裏には4番・村上宗隆(24)に第15号ソロ本塁打が飛び出し6ー1に。投げては先発・奥川恭伸(23)は5回1失点の力投を披露し今季2勝目をマークした。 この試合の先発・奥川は前回登板となった14日オリックス戦(京セラドーム大阪)で2年ぶりの一軍登板を果たすと5回1失点の投球で勝利を掴んだ。本拠地、神宮でのマウンドは22年3月29日の巨人戦以来、2年3カ月ぶりとなった。 奥川の立ち上がりは先頭の島田海吏(28)を遊ゴロ、2番・中野拓夢(28)を左飛に打ち取ると3番・森下翔太(23)を遊ゴロに抑え三者凡退に。 打線はその裏、阪神の先発・伊藤将司(28)に対して先頭の丸山和郁(24)が四球を選び出塁。2番・宮本丈(29)が右安打で繋ぎ、無死一、三塁とチャンスを迎えた。続く3番・オスナがレフト線を破る適時二塁打を放ち先制に成功。さらに走者二、三塁と追加点の好機で4番・村上の二ゴロの間に2点目を挙げた。なおも1死三塁で5番・サンタナはライトへの犠飛を放ち3点目を加えた。 奥川は2回表、4番・大山悠輔(29)に四球を与えると5番・前川右京(21)の一ゴロの間に大山に二塁への進塁を許した。 1死二塁と得点圏に走者を背負うと続く6番・佐藤輝明(25)にもこの回2つ目の四球を与え走者一、二塁とピンチに。しかし7番・坂本誠志郎(30)を中飛、8番・小幡竜平(23)を右飛に打ち取り無失点に凌いだ。 3回裏、1死から2番・宮本が死球、3番・オスナの二ゴロをショートの小幡が捕球ミスするなど1死一、二塁とすると4番・村上が右安打を放ち満塁に。迎えた5番・サンタナの打球はライトへの適時打となり4ー0。続く6番・長岡にもライトへの適時打が飛び出し5ー0と突き放した。 しかし5回表、2死から代打・野口恭佑(23)に死球を与えると続く1番・島田には四球、2死一、二塁に。すると2番・中野の打球はセンターへの適時打となり1点を返された。 直後の5回裏、阪神の3番手・富田蓮(22)に対し2死走者無しから4番・村上の打球は左中間スタンドへ。ソロ本塁打が飛び出し大きな6点目を加えた。 先発した奥川は5回87球を投げ2安打1失点と試合を作ると6回表は2番手・星知弥(30)が登板し無失点に抑えた。 そのまま5点リードで終盤に入り7回表は3番手・石山泰稚(35)、8回表は4番手・小澤怜史(26)が走者を背負いながらも無失点で繋いだ。迎えた最終回、9回表は5番手・清水昇(27)がマウンドに上がり阪神打線を抑えて試合終了。前半にリードを奪ったヤクルトは阪神に反撃を許さず、連敗をストップさせた。