次の自民党トップは誰に? 再選狙う首相と“ポスト岸田”たちの夏…自民党総裁選
日テレNEWS NNN
自民党総裁の任期満了まで2か月を切りました。9月の総裁選挙を控える中、再選を狙う岸田首相と、首相の座を狙う「ポスト岸田」たちの夏を追いました。 ◇ 5日午後、9月に行われる自民党総裁選に向け、日程やルールなどを決める「選挙管理委員会」の初会合が開かれました。裏金事件などの影響でほとんどの派閥が解散し、初めてとなる“脱派閥”の総裁選です。 こうした中、2期目に向け再選を狙うのは、現職の岸田首相です。
林官房長官(首相公邸 3日) 「情報交換をいたしました」 週末、同じ岸田派で側近の林官房長官と会談したほか、自らを支える麻生副総裁や森山総務会長ら党幹部と相次いで会談。総裁選に向け、意見交換を重ねています。 ただ、いまだ出馬を表明していない岸田首相。首相側近は“8月の盆明けに最終判断する”との見通しを示しています。
その岸田首相を、党幹部として支える立場なのが茂木幹事長。7月27日は、地元・栃木県足利市の夏祭りに参加しました。 「総理になってやりたい仕事がある」と語るなど、総理総裁に意欲をにじませている茂木氏。ただ、首相を支える立場の幹事長が出馬すれば、裏切り者の“令和の明智光秀”になるとの指摘も出ています。 現職幹事長の茂木氏が出馬するには、どのような環境が必要なのでしょうか。 茂木幹事長(タイ・バンコク 先週) 「誰も出馬の意向を表明しているわけじゃありませんから、今の段階でどうっていうのはちょっとわからないですね」
一方、いち早く“事実上の出馬表明”をしたのは、石破元幹事長です。地元・鳥取のお祭りに参加すると… 「絶対、総理になってください!」 自民党・石破元幹事長(鳥取・若桜町、7月) 「なろうと思ってなれるもんでもねぇでなぁ」 世論調査では次の総裁候補として1位になるなど、「圧倒的な知名度」を誇ります。 ただ、人気の一方で、過去4度挑戦した総裁選はいずれも敗北。党内からは「出馬すれば有力候補だ」という期待の声がある一方、出馬に必要な推薦人が「20人集まるかどうか」と心配する声も出ています。 自民党・石破元幹事長 「5度目なんて誰もやったことない。参加することに意義があるわけじゃない」