吉田類、気になるお店選びの基準は?「あえてお客さんが入っているところを選びます。お店のなかの熱量が外に伝わってくるんですよ。ということは、絶対に料理がおいしい」
◆低山の魅力を詰め込んだ書籍を発売
原:ここからは、6月25日に発売された書籍「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30 二合目」(NHK出版)についてお話を伺っていきたいと思います。どういった内容なのでしょうか? 吉田:1冊目は去年に出したんですけども、2冊目で山だから二合目という呼び方にしました。日本の百低山のくくりとしては1,500メートル以下なんですね。一つひとつの山にはドラマがあり、入っていくと地元のことも見えてくるし、山そのものの役割も見えてきます。 玉川:「にっぽん百低山」(NHK BS)も観ていますよ。やっぱり最後にお酒を飲むんですよね(笑)。 吉田:そうです。スタッフみんなと収録終りで打ち上げもやりますから。 原:もともと山登りはされていたんですか? 吉田:ずっとしていますね。 原:山登りは何のきっかけで? 吉田:若い頃に渓流釣りが好きだったこともあって、イワナを釣るために源流にまで普通に行っちゃうんですよね。そのときに気づいたのが、同じ沢を下るよりは、頂上に登って下りたほうが早いってことなんです。登ってみたら山も美しいということで登山をするようになりました。今は低山の魅力にハマっています。 玉川:書籍には写真もいっぱいあってコラムもありますね。これを読むと高い山を登っている人が「低い山もいいじゃん」って思えるような本ですよね。僕は登山をしないのですが、低山だからといってしんどくないわけじゃないですよね? 吉田:かなりキツイと思います。とくにスタッフが大変で、カメラはだいたい後ろ向きで歩きながら撮るんですけど、崖っぷちでも撮影しますからね。出演する人間よりもずっと危険を伴います。 玉川:そうですよね。山専門みたいなカメラマンが局にいますよね。そのうち釣り番組の依頼も来るんじゃないですか? 吉田:いいですねえ(笑)。僕、釣りの話をすると止まらなくなりますけど(笑)。 (TOKYO FM「ラジオのタマカワ」2024年7月18日(木)放送より)