「全身全霊をかけてまい進した20年」 古田知事が最後のあいさつ 岐阜県議会定例会閉会
県議会定例会は19日、総額約292億円の今年度一般会計補正予算案などを可決して閉会しました。最後の議会となる古田肇知事は、閉会式で5期20年を振り返ってあいさつしました。 古田知事は、県議会での初めての答弁や新型コロナウイルスの緊急対応で休日に開いた臨時会のことなどを挙げながら「オール岐阜で清流の国ぎふづくりに全身全霊をかけてまい進した20年間」と振り返りました。 そして、「ふるさと岐阜に誇りを持つ一県民として、『清流よ永遠なれ』の思いで県の発展と県民の幸せを心からお祈りいたします」と締めくくりました。 古田知事は2005年、国の官僚から県知事選に出馬し初当選。県政を揺るがした裏金問題への対応や、財政再建、農畜産物の輸出などを主とする海外戦略に力を入れ、新型コロナウイルスなどの感染症対策では迅速な対応が注目されました。 また、「清流の国」をキャッチフレーズに地域資源の掘り起こしや地域文化の継承などを推進。「清流」の名を冠したイベントや施設は数多くあり、岐阜を広くアピールしました。
古田知事は来年2月の任期満了に伴う県知事選について不出馬を表明していて議会での登壇は今回が最後でした。