柏U-18から唯一のトップ昇格。FWワッド・モハメッド・サディキは同期を背中で引っ張る存在へ
柏レイソルU-18の同年代でただ一人、柏レイソルトップチーム昇格。FWワッド・モハメッド・サディキ(3年)はその責任感を持って成長し、飛躍を遂げる。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 ワッドは190cm近い長身と得点感覚の高さ、複数のポジションでプレー可能な柔軟性も武器とするストライカーだ。中学時代から年代別日本代表候補に選ばれ、今年はU-18日本代表入り。トップチーム昇格を勝ち取ったFWは、同期のライバルたちを背中で引っ張る意志を口にした。 「(同期の)みんなが大学行って(将来)レイソルに来たりとか、それこそ(藤枝入りするGK栗栖汰志と北九州入りするFW吉原楓人の)2人がレイソルに戻ってくる可能性もあるんですけど、やっぱりそこで(レイソルに戻ってきた選手たちと)一緒のラインでやるんじゃなくて、『自分を追いかけて来て欲しい』っていうか、自分がやっぱレイソルで自分1人だけ上がってるっていうところもあるんで、『みんなから手の届かないところに行きたい』っていう気持ちはあります」 柏のトップチームですぐに活躍することが簡単なことではないことは理解している。「(FW細谷真大ら先輩たちが苦労しながらも乗り越える)背中を見てきたんで、絶対に最初から、1年目から、どんどん試合に絡んでいきたいっていう気持ちはもちろんあって、(柏U-18からトップチームへ昇格する)責任もある中で、でも、『自分は絶対やれる』と思ってるんで、その部分はあんまり気負い過ぎずにやっていきたい」。個人としての目標は柏のエースになり、将来はイングランド・プレミアリーグや日本代表でゴールを量産すること。そして、同期の選手や後輩から目標とされる選手になる。 柏U-18の一員として戦う公式戦は、多くてもプレミアリーグファイナルを含めた4試合。「夏のクラブユースも得点王なんで、個人としては(得点ランキング4位から逆転で)得点王、2冠なんですけど、やっぱチームとしてはもう4月の段階からも藤田(優人監督)さんたちとみんなで『日本一を取る』っていうのを目標にやってきたんで。そのためにもやっぱ自分が点決めないと勝てないなっていう風に思ってるんで、みんなで優勝できたらいい」。柏U-18に2014年以来となるプレミアリーグEASTタイトルと初の日本一をもたらし、自身は「得点王2冠」を獲得してトップチームへ昇格する。
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