古巣に戻った39歳DFチアゴ・シウバは一瞬でチームを変えた リーグ戦6試合全てクリーンシートの圧巻パフォーマンス
超即戦力としてチームを降格圏から救い出した
昨季限りでチェルシーを離れ、ブラジルの古巣フルミネンセに復帰する決断を下したDFチアゴ・シウバ。9月22日には40歳を迎える大ベテランではあるが、実力は衰えていない。フルミネンセにとって、チアゴ・シウバはチームを救ってくれる超即戦力なのだ。 チアゴ・シウバがフルミネンセと再契約したのは7月のことだが、それまでフルミネンセの状態は最悪だった。国内リーグ開幕から15試合を戦い、1勝しか出来ていなかったのだ。まさにお先真っ暗といった前半戦だったのだが、チアゴ・シウバが加わった7月より状況が変わり始めた。 チアゴ・シウバは7月22日に行われたクイアバ戦にキャプテンマークを巻いて先発すると、チームを1-0の勝利に導いた。これをきっかけに、続くパルメイラス戦(1-0)、RBブラガンチーノ戦(1-0)、バイーア戦(1-0)と4試合連続クリーンシートでの勝利を記録。チアゴ・シウバはこの4試合全てにフル出場している。 続くヴァスコ・ダ・ガマ戦は0-2で落としてしまったが、この日はチアゴ・シウバが欠場していた。チアゴ・シウバは翌週のコリンチャンス戦で復帰し、0-0のドローでまたまたクリーンシートを達成。続くアトレチコ・ミネイロ戦もチアゴ・シウバが先発して2-0と勝利しており、チアゴ・シウバが復帰して以降のリーグ戦ではまだ失点がないのだ。 チームもチアゴ・シウバのおかげで勝ち点16を稼ぎ出し、16位へと浮上。何とか降格圏を脱出することに成功し、僅か1か月で凄まじいチアゴ・シウバ効果だ。その活躍ぶりは、まさに救世主と呼ぶにふさわしいものだ。
構成/ザ・ワールド編集部