玉山将弥 1年半ぶり再起戦「自分は負けたら終わり。何が何でも勝って、復活を証明する」
◆プロボクシング▽スーパーウエルター級(69・8キロ以下)8回戦 玉山将弥―ヅアン・ファン(18日、後楽園ホール) 日本スーパーウエルター級1位・玉山将弥(30)=帝拳=の1年半ぶりとなる再起戦の計量が17日、都内で行われ玉山は69・3キロ、対戦相手のヅアン・ファン=中国=は69・5キロでともにアンダーでクリアした。 久々の後楽園ホール登場となる玉山は「リングに立てる喜びを感じている。しっかり勝つ準備もしてきた」と万全を強調した。2021年12月に日本ウエルター級王者・小原佳太(三迫)に挑戦したが5回TKO負け。その約1年後に再起戦に挑んだが格下相手に判定負けした。どん底からの逆転劇を狙い、昨年7月には古傷の左肘を手術。慢性的な痛みも消え不安は解消した。 2連敗した時を振り返り「気持ちの問題だった。18歳の時のボクシングを始めた頃の気持ちを忘れていた。初心に戻ることが一番大事だった」という。対戦相手のヅアン・ファンは前に出るファイタータイプの選手でも「自分から手を出してプレッシャーをかけ何が何でも勝つ。チャンスがあれば倒したい。自分は負けたら終わりなので、復活を証明する」と、言葉に力を込めた。 戦績は玉山が14勝(8KO)4敗、ヅアン・ファンは6勝(4KO)1敗。
報知新聞社