黒石高大（左）と対戦する瓜田純士（撮影・堀内翔）

　「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ１２」（２日、アリーナ立川立飛） 　朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベントの第１２回大会を前に、１日、前日会見が行われた。“アウトローのカリスマ”と呼ばれる人気選手で、作家の瓜田純士が、元愚連隊の総長、“濱の狂犬”と呼ばれる元アウトサイダーで、俳優の黒石高大との対戦。会見では瓜田の熱い言葉に黒石が男泣きする場面があった。 【写真】カウアン・オカモトがこめおに強烈ビンタ！クッキリと手形が 　引退撤回となった黒石が感謝の言葉を口にした後、瓜田は「炎上系審査員の瓜田です。俺と高大はアウトサイダーの旗揚げ戦の日から同じ会場にいた２人です。ＢＤが求めているような煽りは今回まったくやる気はねえ。ただ、俺なんかしょっちゅう炎上もするし、色んなアンチが沸くから何も気にしてないけど、今回、俺が高大に声をかけた。彼が引退をするとかしないとか、いちいちつまらねえ外野がガタガタ言ってくるけど、お前らはどうせ自分じゃ闘おうとしない、挑戦もしない奴らなんだよ。お前らなんか大したことないような奴らが遠くから石投げてんだよ。ふざけてんじゃねえぞ！高大はずっと花形でやってきたんだよ、そのプレッシャー分かってんのか」と、アンチへの不満をぶちまけ、「高大、俺たちの試合はトイレ休憩でいいとか言われてんだよ。悔しくねえのかよ。俺は悔しいよ」と、呼びかけた。 　黒石は男泣きしながら「笑って殴りあえたら嬉しいです」と、うなずいた。 　ただ、ここで瓜田は「俺がどうしても聞きたかったことを聞いてやるよ。なんでＲＩＺＩＮの会場で暴れたんだ」とぶっこみ、黒石は「暴れてはないんですけど、ＲＩＺＩＮサイドからも口止めされてる」と、困惑しつつ濁した。 　瓜田は最後に「お前は最高なんだよ。お前は最高だってこと忘れないでくれ。華と華がぶつかるから。見逃さずに応援してください」と締めた。 　黒石は引退を賭けて戦ったＢＤ１０で安藤叶華に敗れ、引退を発表していたが、オーディションで瓜田が「あれから俺はずっと引っかかっていた。自分の言った約束に縛られて、このまま下がっちゃうのはあまりにもったいない」と語り「俺とやらない？ＴＨＥ　ＯＵＴＳＩＤＥＲの旗揚げ戦から一緒じゃん。俺がずっと行儀悪いことばっかやってたから。俺はずっとアウトサイダー組に引け目があった。俺でよければ、俺が黒石高大と闘う事で引退を撤回してもらえたらな」と、黒石の引退を撤回させるために男気対戦要求。運営側も対戦を容認し、黒石は「めちゃくちゃカッコ悪いですけど、よろしくお願いします」と瓜田に頭を下げ、対戦が決まっていた。