知的障がい者が自由に表現 北谷で「くわの実」初のギャラリー展覧会 「イマジンネーションがあふれる世界観」 沖縄
【北谷】知的障がい当事者が自由に表現する「atelier くわの実」アート展が11月16日から9日間、北谷町美浜の「Chabitan Art Space(チャビタンアートスペース)」で開かれ、当事者14人の作品30点を展示販売した。 【写真あり】スパイスカレーとカフェで「居心地いい場所」に 障がい者就労支援で開設
社会福祉法人「大樹会」が運営する就労継続支援施設「くわの実」では、2021年にアート活動を始めて展示会は複数回行っているが、ギャラリーでは初。 アトリエくわの実の西村夏生施設長は「社会に『人と人との優しいつながり』を広げていくことが目的。ギャラリー展には多くのアーティストが来場し作品を購入してくれた」と述べ、「保護者が褒めてくれることで当事者もモチベーションが上がる。障がいが重くてもアート作家として社会で認知してほしい」と思いを述べた。 ギャラリーの汪婷(わんてい)代表は「イマジネーションあふれる素晴らしい世界観。今後も継続して温かいアートの場所づくりを行いたい」と述べた。 (喜納高宏通信員)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd