平田憲聖が今季2勝目 36ホールの短期決戦を制す
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(1日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)◇雨(観衆488人) 【画像】弟・河本力の応援に富士桜へ駆けつけた河本結 第2ラウンド再開を前に36ホール短縮が決定した大会は、棄権を除く109人全員がプレーを終了。前日に通算9アンダーの単独首位で終えていた平田憲聖がそのまま逃げ切り、7月「セガサミーカップ」に続く今季2勝目を手にした。ツアー通算4勝目。 優勝インタビューでは「天気とかどうなるか分からない状況だったので、朝起きた時から今までで一番ドキドキしながら過ごしていました。素直にうれしいという気持ちが強いです」とホッとした様子で話した。 前日にマークした「63」のビッグスコアで引き寄せたタイトル。「(最終)9番のバーディパットはすごく大きな意味になるだろうと思っていましたし、それが入ってくれたので良かったです。改修されたところもあって、本当にモンスターコースにふさわしい難しさがあった。ティショットをすごく大事にして、(セカンドを)フェアウェイから打つということを36ホール心掛けてやりました」と勝因も語った。 36ホールへの短縮により、賞金ランキング加算額と支払い金額は50%に減額。平田の獲得額は1100万円となる。 7アンダー2位にショーン・ノリス(南アフリカ)。残り7ホールで3打差からの逆転を狙ったが、1つ伸ばすにとどまる「69」で終えた。 6アンダー3位に、首位に2打差の暫定2位から5ホールをプレーした細野勇策。1打目を右の林に入れた15番をボギーとするなどスコアを落とし、ツアー初優勝に届かなかった。 蝉川泰果が5アンダー4位。4アンダー5位で坂本雄介、木下稜介、生源寺龍憲、出水田大二郎、金子駆大の5人が並んだ。 5ホールを残していた前年覇者の金谷拓実は1アンダー16位。2オーバー41位の中野麟太朗(早大)が2年連続でローアマとなった。 前日にホールアウトしていた大会2勝の石川遼は4オーバー67位でカットラインに1打及ばなかった。 なお、主催者の厚意により、賞金支払い対象選手以外にも一律10万円が支払われる。 <上位成績> 優勝/-9/平田憲聖 2/-7/ショーン・ノリス 3/-6/細野勇策 4/-5/蝉川泰果 5T/-4/坂本雄介、木下稜介、生源寺龍憲、出水田大二郎、金子駆大 10T/-3/永野竜太郎、吉田泰基、河本力、浅地洋佑