ホンダ

ホンダは着脱式可搬バッテリー「モバイルパワーパックイー」を電源として使用するポータブル電源「パワーポッドイー」を発売した。法人および個人事業主が対象。独自の正弦波インバーターを搭載し、家庭用コンセントと同等の定格出力1500ワットを確保した。精密機器にも安心して使用できる。消費税込みの希望小売価格はパワーポッドイーが24万6400円、モバイルパワーパックイーが10万8900円、パワーパック専用充電器が5万5000円。販売目標は非公表。 【写真】持ち運びやすいポータブル電源「パワーポッドイー」 パワーポッドイーは四隅にハンドルを配置し、持ち運びをしやすくした。重量13・4キログラム、サイズは高さ430ミリ×縦幅269ミリ×横幅385ミリメートル。横に倒した状態での使用や保管もでき、さまざまな使用・保管環境に適応する。 排出ガスや騒音を発生しないため、オフィス・店舗の災害時の非常用電源や夜間工事用の電源など、エンジン発電機の使用が難しい場面でも活用が可能となる。 モバイルパワーパック二つで、スマートフォンやノートパソコンなど3人分の1日の使用電力を賄える。同パックの数を調整することで、状況に応じて必要な電力を確保できる。同パックは法人向け電動バイク「ベンリィイー」など多様な電動機器の動力源として使用しており、同パック使用製品間での「電気のシェア」が可能となる。 そのほか複数の発電機・蓄電機との並列運転や、ソーラーパネルによる充電、専用のスマートフォンアプリケーションでの電源オフなどの設定に対応する。