裸の付き合いにも礼儀あり ヌーディストビーチでのエチケットとは
6.うっかり興奮しても問題なし
クロジー氏とデシェンヌ氏がよく聞かれるのが、男性が生理的に興奮した場合どうすればいいかという質問だ。実際はというと、そこまで頻繁には起こらない。 「一番の恐怖だ」とデシェンヌ氏。「大半の男性がヌードとセックスを関連づけて生きてきたので、気持ちは分かる」 だがナチュリズムの環境はおしなべて性的関係とは無縁なので、そうしたことはめったに起こらないとデシェンヌ氏は言う。「男性が神経質になり過ぎると、かえって逆効果だ」 とはいえ、窮地に立たされた男性にクロジー氏からのアドバイスは、「タオルで身体を覆ったり、砂にうつぶせになったり、冷たい水に飛び込んでみたりすること」。それでも上手くいかないときは、「ごみの日にごみを出す」といったどうでもいいことに考えを集中させてみよう。 同じく女性からよく聞かれるのが、生理の時にどうすればいいかという質問だ。答えは、自分にとって最も居心地いいことをするのが一番だ。 生理用ナプキンを好むなら、下着をつけても構わない。好みや習慣に合わせて月経カップやタンポンを使うのでもいい。「ひもが見えても構わない」とデシェンヌ氏は言う。「生理が来るのは自然な生活の一部なのだから」
7.プライベートな趣味を混同しない
グローバル化が進み、対人関係がますます密になるこの時代、趣味嗜好(しこう)を共有する人々が集まるコミュニティーはこれまで以上に打ち解けた関係が可能になる。まさにプライベートライフの黄金期だ。だが間違っても、ナチュリストやヌーディスト、複数の恋愛を同時進行する人、一夫一婦主義に縛られない人、フェチ愛好家の人々を一くくりにしてはいけない。 「ナチュリストは常々、性的に解放的な人々と一緒くたにされる。ナチュリストが性的旺盛だったことはなく、今も違う」とデシェンヌ氏は言う。「他のコミュニティーには何の不満もない。ただ、ごっちゃにされると困ってしまう。私の友人が実に上手いたとえをしてくれた。『テニスをやるもよし、野球をやるもよし。だがテニスコートで野球をやろうとしないでくれ』」