J1全20クラブ補強評価ランキング17位。残留できる? 生まれ変わった中盤。J2組加入が吉と出るか?
明治安田Jリーグは2月23日に開幕を迎える。これまでより2チーム多い20チームで争われる今季は、例年よりも熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。そんなシーズンを前に、J1全20クラブの補強を精査し、昨季との比較からパワーアップしたクラブをランキング形式で紹介する。※情報は1月29日時点
17位:柏レイソル 昨季途中に監督交代があった柏レイソルは、最終節でなんとか残留を決めた。今季は33人という大所帯で1桁順位を目指すことになる。昨季に比べると、今オフはそこまで大きな変化はないが、中盤は少し顔ぶれが変わることになりそうだ。 椎橋慧也、仙頭啓矢、山田康太の3人がそれぞれJ1クラブへ移籍した。彼らの穴を埋める活躍が期待されるのが、J2からやってきた3人。レイソルアカデミー出身の白井永地は中盤を主戦場とし、昨季J2で40試合に出場した。右サイドでのプレーを得意とする鵜木郁哉もアカデミー出身で、J2水戸ホーリーホックへの期限付き移籍により一回り成長して帰ってきた。島村拓弥も右サイドでプレーできるアタッカーで、昨季はロアッソ熊本で7アシストを記録した期待の若手だ。 昨夏に期限付き移籍で加入して残留のキーマンとなった犬飼智也が完全移籍に切り替わる形でチームに残留したことは大きい。モンテディオ山形から加入した野田裕喜も、白井らと同様にシーズン通してレギュラーとして活躍した実績を引っ提げてJ1に挑戦する。 新加入選手の多くがJ1での実績に乏しいが、J2での活躍を経ての個人昇格という点では、昨季活躍した山田康太と共通点を見出せる。ただ、全体的に見れば戦力アップと評価することは難しい。
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