福士蒼汰「役者をやるってステキだなと思える瞬間」 作品を通じて感じた自身の変化
日テレNEWS NNN
俳優の福士蒼汰さん(30)が18日、浅野忠信さん(50)、三田佳子さん(82)らと共に映画『湖の女たち』の公開記念舞台挨拶に登壇。作品に出演して感じた、自身の変化を明かしました。 【画像】福士蒼汰「人間の奥底でうずく何かを感じていただきたい」 映画は、湖畔の介護施設で起きた老人の殺人事件をきっかけに、登場人物たちが一心不乱に真実を求める姿を描いた物語。福士さんは、浅野さん演じる殴る蹴るなどパワハラをする刑事・伊佐美佑の部下で、若手刑事の濱中圭介を演じます。 本作が浅野さんとの初共演だという福士さんは、浅野さんの印象について「もうしびれましたね、一緒にお芝居をさせていただいて、監督からもたくさん演出があって、脳みそを使わずに脊髄反射的にお芝居をしようというところを僕は心がけて、監督からの演出でやっていたんですけど、それをまさに体現されているのが浅野さん」と、その俳優としての姿勢に敬服。 さらに「僕のお芝居の憧れの存在っていうのが目の前にいるので、すごくプレッシャーもあるのですが、でもこれをひとつでもちょっとでもいいから毎日毎日少しずつ吸収していこうという思いで、浅野さんをずっと見ていて、そうしたら(演じた)圭介があんな感じになっちゃって。やっぱり伊佐美に(キャラクターが)寄ってきちゃうんだなって。取り調べでちょっとひどいことしちゃうみたいな」と、浅野さんの演技に影響を受けたことを明かしました。 また福士さんは、この作品に出演し、俳優としても個人としても、ある変化を感じたそうで「物事の捉え方、言葉の扱い方だったりとか少しずつ変わってきたなという感覚があって。役者をやるってステキだなと思える瞬間のひとつで、心が成長していくというか」と、自身の内面の成長を感じたとコメント。 続けて「その成長が止まらない、先輩の浅野さん、三田さんを見ていても、役者を続けていくと、こういうふうにきれいな景色を見られるんだっていうのを体現されている方を目の前にすると、俺もこれを続けていきたいなと思いますし、さらに自分の未熟さを感じたりとかして。複雑な、(演じた)圭介と同じように心境が入り交じるというか、そんな感覚の30代なんだなって、いま思いました」と、自身の思いを語りました。