ベストセラーのミュンヘン製コンパクトSUV BMW X2の中古モデルをテスト&徹底チェック その性能と価値は?
ベーシックなエンジンでも十分な性能
BMW X2は幅広いリクエストに応えることができるように、ハロゲンライトなど地味なディテールのベーシックバージョンに加え、「アドバンテージ」、「Mスポーツ」、「MスポーツX」の各モデルが用意された。特別色のガルバニックゴールド、サンセットオレンジ、ミサノブルーは、視認性の高いアクセントとなっている。モデルによって、17インチから20インチのホイールが用意されているが、特に後者はサスペンションの快適性コストを著しく高め、長期的には繊細なフロントアクスルのコントロールアームに大きな負担をかけることになる。 高級エンジンとヘッドアップディスプレイなどの豪華装備で、新型「X2」は6万ユーロ(約1,000万円)の壁を軽々と突破した。残念なことに、パークディスタンスコントロール、リバースカメラ、機能性に優れたカメラベースのドライビングアシスタントシステムなどの各種アシスタントは、それぞれ数百ユーロ(数万円)の追加料金がかかる。
走り:X2はそのダイナミックな野心を隠すことはない。我々が運転した140馬力のベーシックな3気筒エンジンと前輪駆動(sDrive)でも、客観的には申し分ない。192馬力の「20i」は、より縦方向のダイナミクスを発揮する。ダイナミックなハイフライヤーは306馬力の「M35i」で、xDrive全輪駆動のみが用意された。ディーゼルエンジンは150馬力(18d)から231馬力(25d)、燃費はリッターあたり14.2kmから20kmで、ダイナミックな「X2-Naturell」に完璧にマッチする。 220馬力のプラグイン「xDrive25e」は、技術的に複雑で、新車として節税モデルとして購入される可能性が高い。電気駆動のリアアクスルを持つ。シャシーはエンジンから独立している。我々のテスト車では、コンフォートモードでも比較的固めだったが、不快ではなかった。ステアリングの反応挙動は爽快なほど俊敏だ。X2には前輪駆動のsDriveが標準装備され、全輪駆動の高価なモデルにはxDriveと表示される。