柚香光がマチュー・ガニオと新作のデュエットダンスを披露
一緒に踊る相手とは、その場で生まれた感情をやり取りするのが好き
バレエを観る楽しみのひとつに、男女で踊る「パ・ド・ドゥ」がある。在団中、相手の娘役を優しく包み込むようなデュエットダンスも柚香の魅力だったが、それもバレエから得た感覚なのだろうか。 「一緒に踊る相手とコミュニケーションを取りながら、なおかつ愛情や敬意が観ている側にも伝わるような方(ダンサー)が好きなんです。毎日の公演で振付は同じでも、一緒に踊っていてその日・その場だけに生まれた感情のやり取りをするのが、私自身とても好きなんだと思いますね。もちろん一緒に踊ってくださる皆さんが素敵な方ばかりだったので、相手から力をいただいていた部分もありますけれど」と柚香。今回のマチューとのデュエットダンスで生まれる、柚香の新たな表情にも注目だ。 1月3日の大阪公演から幕を開ける本作。その後は6日に名古屋、7日に東京へと巡る。 「宝塚にいた“柚香光”が、まさかバレエガラ(スターダンサーたちが集う特別な公演)に出るなんてと驚いた方も多いと思うのですが、2025年の新しい幕開きとしてこんなに光栄なことはないと感じています。『これはいい1年になりそうだぞ』と嬉しい気持ちでいっぱいですので、新年からお客様とスペシャルな時間を過ごして、お客様にも『いい1年を過ごせそうだ』と思っていただけるように精一杯務めたいですね。皆様が観に来てくださって、喜んで帰っていただけるというのが私の一番大切なことですから」と笑顔を浮かべる柚香。まさにバレエファンにも宝塚ファンにもスペシャルな公演となる本作。その本番を、楽しみに待ちたい。 取材・文/藤野さくら フォトグラファー/Yumiko Inoue スタイリスト/YOSHI MIYAMASU(SIGNO) ヘアメイク/美舟(SIGNO) <公演情報> 『マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート』 【大阪公演】 ▼1月3日(金) フェスティバルホール 【愛知公演】 ▼1月6日(月) Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 【東京公演】 ▼1月7日(火) NHKホール