有村架純、坂口健太郎によるピアノ生演奏に仰天「ピアノを習ってるわけじゃないのに本当にすごい!」<さよならのつづき>
有村架純と坂口健太郎が11月14日、北海道・小樽で開催されたNetflixシリーズ「さよならのつづき」のスペシャルイベントに登場。約4カ月間長期ロケで滞在した思い出の地で、撮影時の思い出を振り返った。 【動画】有村架純&坂口健太郎のラブストーリー「さよならのつづき」予告映像 ■有村架純×坂口健太郎の“さよなら”から始まる愛の物語「さよならのつづき」 事故で最愛の恋人を失った一人の女性と、その恋人に命を救われた一人の男性。北海道、ハワイの壮大な風景を舞台に、運命にほん弄される二人の美しくも切ない、“さよなら”から始まる愛の物語が描かれる。 完全オリジナルストーリーとなる脚本を手掛けるのは岡田惠和。また、連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合ほか)で岡田とタッグを組み、大河ドラマ「青天を衝け」(2021年、NHK総合ほか)などを手掛けた黒崎博が監督を務める。 有村が演じるのは、傷ついた人を笑顔にする最高においしいコーヒーを世界に広めようと奮闘する菅原さえ子。坂口は、子供の頃から体が弱く多くのことを諦めてきた大学職員の成瀬和正を演じる。 ■坂口健太郎「小樽の街で撮影できたことを幸せに思います」 スペシャルイベントは、イオンシネマ小樽で行われた舞台あいさつからスタート。有村は「ただいま、小樽!」と北海道の観客へ元気よくあいさつし、「約4カ月、この小樽の街にも大変お世話になって、とても素敵な作品に仕上がり私もうれしく思っています」と長期ロケで滞在した思い出の地へ感謝の気持ちを述べた。 続いて坂口も、「小樽に帰って来れました。この土地にとても協力していただいて作りあげた作品です。小樽の街はどれもが新しくて、とても美しくて、そんな小樽の街で撮影できたことを幸せに思います」と話し、有村同様に「ただいまー!」と声を掛けると、会場からは温かい「おかえりー!」という歓声が返され、場内は冒頭から一体感に包まれた。 本作で注目してほしいポイントとして、坂口は北海道・八雲町で撮影したシーンを挙げ、「八雲は名前の由来にもなっているように曇りが多いと伺っていて、そんな中撮影のときにピカッと晴れてすごい美しい景色の中で撮影できたんです。撮影って天候には逆らえないんですが、そういう意味でもすごく奇跡が重なった日々を送ってたなと思いました」と3話で描かれる駅でのシーンを紹介し、思い出を振り返った。 ■有村架純、小樽での思い出を語る「ワニワニパニックをして遊びました(笑)」 舞台あいさつ終了後、有村と坂口は、小樽港マリーナで開催されたレッドカーペットに登場。坂口が演じた成瀬は心臓移植をしており、その心臓に生前の持ち主の記憶が残っていてピアノが弾ける。そのため、劇中で披露しているピアノ生演奏についての質問が飛ぶと、坂口は「移植によって急にピアノが弾けるようになったという設定なので自然と弾けている感じを出すのが大変でしたね」と回答。 その流れで坂口は、実際にグランドピアノで「I Want You Back」を演奏することに。無事演奏を終えると、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。演奏の感想を聞かれた有村は、「すごい!すごい!すごい!」と興奮気味にコメントし、それを受け坂口は、「寒さじゃない緊張でちょっと弾き外してしまいました…」と照れくさそうに返した。すかさず有村は「なんのブランクも感じなかった!ピアノを習ってるわけじゃないのに本当にすごい!」とフォロー。 また、小樽での思い出を聞かれると、有村は「(撮影が)休みの日にイオンシネマで映画を見て、マネージャーさんとワニワニパニックをして遊びました(笑)」というほっこりエピソードを語った。坂口は「食事に行ったり、街の人たちと飲んだりしていました」と話し、仲良くなったバーのお客さんから撮影中に差し入れをいただいたというエピソードを明かした。 ■打ち上げられた花火に有村架純が目を潤ませる「グっときちゃいました」 イベント終盤になり、本作の配信開始へ向けたカウントダウンをスタート。カウントが0になった瞬間、米津玄師が書き下ろした主題歌「Azalea」と共に、小樽の空に大輪の花火が打ち上げられた。 坂口は「わぁーーー!キレイ」とリアクションし、花火を観た有村は目を潤ませながら「色々思い出してしまいましたね。ちょうど1年前にこの作品に取り掛かっていたので、ようやく皆さんにお届けできるのがうれしいのと、主題歌もこの物語に良い影響を与えてくださっていてグっときちゃいました」と喜びを語った。 最後に作品を通してのメッセージを聞かれた、坂口は「愛情って普遍的なものだと思うし、皆さんも色んな出会いや別れがあると思うんですけど、その中で1つこの作品が皆さんの心の中に大切なものとして、残ってくれたらすごく幸せだなぁと思います」と思いを言葉にした。 有村は「この物語を見て、自分が生きた中で出会った大切な人、過去の出会いも、今皆さんの中にいる大切な方々すべてをまるっと包みこんで、大切な人を想いなおすきっかけの作品になったらいいなと思います」と、小樽に寒い中集まった観客を気にかけつつ、感謝と作品への思いを語りイベントを締めくくった。